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飲・食

食事の留意する点 ②

体の声を聴く

食事は、毎日同じ時刻に規則正しく摂ることが健康的だといわれていますが、それは人体の生理に反した食事の摂り方です。人体が栄養素を求めるタイミングは、常に変化します。食事は、体の要求に合わせて摂ることが、健康のための合理的な栄養補給となります。

人は、体内に栄養素が不足してきた時、本来の生理的な食欲が起こります。大半の人は、時が来たら食欲がわいたと感じる体の勘違いが習慣化しています。また多くは、胃の中が空になると、空腹感を感じることが条件反射になっています。現代人は、本来の正常な食欲を感じることが少ないようです。生理的な食欲は、血液中のブドウ糖の濃度が一定以下に下がった時に脳の摂食中枢が働いて欲求が起こるものです。

本来は、体の欲求にしたがって食事を摂る時が最もおいしく味わうことができ、食物の体内処理が円滑に進みます。体の欲求ではなく時間に合わせて食べた場合は、消化器をはじめ臓器に大きな負担をかけ、栄養素の利用効率も悪く、体内に余計な老廃物が増加することになります。時が来ても食欲がない時は、食べるべきではありません。

生命活動のためのエネルギーはグリコーゲンに変えて、睡眠中に肝臓と筋肉内に十分蓄えられています。普通の人なら、2~3日はフル活動できるだけのエネルギー源が蓄積されています。朝食を食べなければ力が出ない人、フラフラしたり頭がボーっとする人は正常な身体状態ではありません。健全な人体では、頭脳、筋肉、運動神経は、胃の中に食物がない時に最大の機能を発揮します。

体調が悪い時や、気分が落ち込んでいる時には食欲がないものですが、摂食中枢(食欲中枢)がエラーを起こしていると食欲が落ちないこともあります。体が要求していなくても、頭の要求で食欲が出ることもあります。食べなくては体力が落ちると勘違いして、食事を摂ることもあります。体調が良くない時に食事を摂ると、消化器に負担がかかり自己治癒力が低下します。体調が悪い時は食事を止めるか、ごく少食にすべきです。

代謝(生命活動)

人の体内では、常にダイナミックな生命活動が営まれています。この営みを『代謝』といいます。代謝とは、体内で営まれる物理的活動と化学的活動などすべての生命活動の総称です。

体内で代謝が進むと、細胞内に排泄物(老廃物)など不要物質が発生します。老廃物は体内に滞ると代謝が妨げられ、蓄積すると障害(病的状態)が発生します。したがって体内に滞ることがないよう老廃物や有害物質を排出する機能が備わっています。

老廃物は、細胞内から細胞外(結合組織)へ排出され、血管内、リンパ管内に吸収され、腎臓、肝臓を通して体外に排出されます。

人体は、栄養素の摂取と老廃物の排出は同時に行うことができません。老廃物を効率よく排出するためには、臓器・器官の休息が必要です。食物の摂取がなく臓器の休息が十分にできると、排出の機能が働きます。臓器の休息は約16時間が必要であり、その間は消化器に食物を入れてはならないということです。

リセット機能

人は臓器・器官が休息している間に、体内では以下のリセットが行われ健康が保たれます。

  • 老廃物、疲労物質の排出
  • 古くなり機能低下した細胞を分解排出し、新しい健康な細胞を造り出す
  • 炎症など障害を起こした細胞を分解排出し、新しい細胞を新生
  • 脳内では、大量の情報が整理され活用できる状態に整えられ精神が安定

リセットが円滑に行われないと、生命活動が妨げられて機能が衰えてきます。エスカレートすると、病的障害が発生してきます。

老廃物が蓄積すると疲労・倦怠が起こり⇒機能低下⇒慢性炎症⇒変性・破壊と障害が進行していきます。

加齢とともに全身の障害が起こり、全器官が衰えていくのが老化現象と言われています。しかし近年の研究では、老化現象と思われてきた全身の衰えは加齢のためではなく、多臓器の慢性病であることが明らかになりました。慢性病であれば、予防も改善もできるということです。

細胞の新生サイクル

細胞の寿命は器官によって異なりますが、一定の期間が経つと機能を失い分解されて新しい健全な細胞と入れ替わります。1日に5000~7000億個の細胞が壊れて新しい細胞が生まれています。細胞は絶えず新旧交代して、一生の間その機能を失うことなく生きていくことができるように設計されています。ところがほぼすべての人が年齢とともに衰えていくのは、日々のリセットが不完全であるためです。

代謝のカギ…成長ホルモン

人は、成長期が終わる25歳頃から成長ホルモンの分泌量が減少し、次第に体に変化が現れてきます。疲れやい、記憶力低下、肌の衰え、病気にかかりやすく治りにくい傾向が現れてきます。

成長ホルモンは、タンパク質の生成や細胞新生のスイッチを入れる重要な役割を担っています。炭水化物、脂質などの代謝にも関与しています。成長ホルモンはホメオスタシスの保持に深く関わっており、健康維持と老化を大きく左右します。

成長ホルモンが不足すると、体脂肪の増加、骨格系の機能低下、筋肉の低下、血液成分のアンバランス、免疫力低下、集中力・記憶力・思考力低下、老化促進、QOLの低下(意欲低下、満足感低下、精神不安定、体力低下)などの兆候がみられるようになります。

成長ホルモンは、主に視床下部の脳下垂体から分泌され、他に甲状腺、副腎、生殖器、膵臓、胃、腸、心臓、血管などでも一部生成されます。成長ホルモンは、就寝後の深い睡眠に入った数時間内に最も多く分泌されます。さらに空腹時、筋肉活動時にも、多く分泌されます。

朝食は必須ではない

朝食は1日のエネルギー補給だから必ず摂らなければならない、といわれています。しかし午前中は、老廃物の排出と臓器・器官の修復が行われ、体全体のリセットが行われる時です。そのため消化器は休止状態にあります。そこへ食物を入れると消化器官は働かなくてはなりません。そのため活動エネルギーは分散して、消化も排出も不完全になります。組織の中にある老廃物は静脈やリンパ管に排出され、クリーニングされてからでなければ細胞は栄養素の受け入れができません。摂り込む前に、出すことが先決なのです。

朝食を摂らずに活動すると、疲労しにくく、疲労の蓄積が少なく、午前中から心身がフル稼働できます。学習も労働も効率が上がり、ムダが少なくなります。ミスやアクシデントが減ります。さらに病気にかかりにくく、老化しにくく、病気やけがなどは治りやすく、精神的に安定し、トラブルが少なくなることが報告されています。

朝食を摂らないことは、最も簡単で安全な健康法といえます。その上、朝の労力を省くことができ、時間も経済的にも節約できます。

1日の中で消化器官の機能が最も活発になるのは夕方です。この時刻に体の自然な欲求から食欲が高まります。このタイミングで食事を摂り、その後ゆっくり休むと消化器が良く機能して2~3時間で胃内消化を終えて腸に移行します。この状態で睡眠に入ると、睡眠中にゆっくり腸内で処理されて栄養素が効率よく活用され、睡眠の質も良くなり熟睡できます。

空腹時の体内

細胞は、常に細胞外液から必要成分を摂り入れて代謝し、生命を維持しています。糖質、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酸素など生命活動に必要な物質です。

絶食状態がしばらく続いた場合、細胞外液には必要成分が不足してきます。このとき生体を維持するために、蓄積栄養素(脂肪等)を分解しエネルギー源(ブドウ糖)に変換して代謝を維持します。内臓脂肪、皮下脂肪、骨髄の順にブドウ糖に変換して、エネルギー源として消費していきます。

このとき同時に細胞内では、内部に蓄積している老廃物を排出する機能が高まります。

細胞外液中に栄養素と老廃物が過剰に存在する場合は、必要成分の吸収は行われるが、細胞内で発生する代謝産物の排出が円滑にできません。細胞膜は半透過性をもっているため、濃度の低い側から高い側に移行することができません。そのため、細胞内の代謝産物は外液中に円滑な移行ができず、内部に蓄積されていきます。ところが絶食状態になると、外液中の成分は最小限の濃度になるため、細胞内の蓄積物質は外液中に排出され循環が促進されます。

一方で細胞内に存在する代謝産物(老廃物)は、オートファジーによって分解されエネルギー化されて最終代謝産物(水、二酸化炭素)になります。最終代謝産物は、細胞膜を透過して外液中に排出されます。また病原体などの微生物が存在している場合は、オートファジーによって分解されてエネルギー源として使われ、余剰分は細胞外液中に排出されます。

細胞の内外に不要成分がない状態になると、細胞の代謝が活発になります。代謝が高まると、機能低下していた細胞は復活します。炎症や潰瘍を起こしていた細胞は、自動修復されます。修復ができない細胞は分解排除して、細胞が新生し臓器・器官は健全化します。

癌細胞などの変異を起こしている細胞は、分解排除され正常細胞が新生します。この過程はある程度の日数を必要としますが、絶食後に体質改善と遺伝子修復を継続することによって、すべての細胞を正常細胞に修復することができます。

適度な量

人の身体は、飢えに強く飽食に弱くできています。人類は、長い歴史の中で飢餓に苦しみ続けてきました。そのため、飢えることには順応していますが、飽食の歴史は浅いため順応できていません。現代人は、大半の人が過食です。生活習慣病のほとんどは、過食が大きな原因になっています。

心身が健康であれば、良質な少ない食事で十分なエネルギーや細胞の素材を摂取することができます。少食を習慣化するとオートファジー機能が十分発揮されるため、健康維持が楽にできます。学習も仕事も効率が上がります。

オートファジーを日常に活かす

日常的に、オートファジーのスイッチを入れる生活を送っていると、疲労予防、あらゆる病気の予防、認知症予防、老化予防など、得るものは大きくなります。

オートファジーのスイッチが入るには、少なくとも16時間の絶食が必要です。したがってベストは、夕食1食または昼夕の2食です。お腹を空にしておく時間が長いほど、体内のクリーニングとリセットが確実に行われます。さらに成長ホルモンの分泌が、促進されます。

病気治療にオートファジー

病気をもっている場合は、食事はシンプルにして少食にすることが治癒力を高めます。それをベースに、病気に対応する食事を摂ることが改善を促進します。食事の質が悪く、その上過食をしていると、治癒力が十分発揮されません。

たとえば溶連菌(ようれんきん)等が、心臓などに侵入すると重大な事態をもたらしますが、オートファジーが働いて細胞内へ進入した菌を分解・処理することが明らかになりました。

オートファジーの機能とよく似たものの一つに、マクロファージや好中球などの白血球(食細胞)が行う貪食(ファゴサイトーシス)があります。白血球は、体外から侵入した異物や病原体を分解・処理します。しかし白血球が捕らえきれなかった菌は貪食の機構から逃れ、細胞内に侵入(細胞内感染)しようとします。オートファジーは、細胞質内に逃れた細菌を再び捕えなおして分解する機能を果たしており、この機能によって微生物による感染から人体を守っています。

外食の注意

一般のレストランでは、食材の質、調理の仕方、農薬、添加物、調理器具、洗剤など問題だらけです。ファストフード、コンビニ弁当、駅弁、ファミリーレストラン、回転ずしなどは、化学添加物や質の良くない食材が多量に使われています。

最近は、ヘルシーレストランが増えていますが、レベルの差があります。こだわりの食材を一部使っている店から、徹底的にこだわって、安全で健康的な食材のみの料理を提供する店まで大きな差があります。一般のレストランでも有機食材を謳う店が多く見られるようになりましたが、紛らわしくて判断が難しいものなので厳しく選ぶことが必要です。

多くのメニューには、たんぱく質、油、砂糖が多量に使われていますが、これらの3種類は体内で老廃物になりやすいので、要注意です。さらにこれらの老廃物は分解・排泄が困難な物質になりやすく、健康を害する元になるので控えることが賢明です。